こんにちは
行きたい所に行ける靴をアドバイスする
靴屋楽ちん 代表 トム こと 小林 茂です
本日ご来店のUさん
Uさんに「楽ちん創業時の想い」をあらためて気づかされました
(イメージです) 山道の路面が悪いので、段差あるごとにカートを持ち上げないといけないのがとても重いといわれてました
Uさん70代女性、
買物カートを杖かわりに、トボトボと歩かれ、年齢より年老いて見えました
外反母趾でゆびが重なりこの1週間ゆび同士が擦れて痛みがでている
これから夏にかけて、現在のスニーカーでは蒸れて暑いので、サンダルを希望
いつものように足型測定し、足のタイプ合うサンダルを提案する
その中の1点が履き心地とても良いと喜んでもらえ、決まりました
この間30分ほどの時間だったでしょうか
(イメージです)かかとまわりがあるサンダルなので足がしつかり包み込まれ安定感ある
履き合わせ後の、お話していると
Uさん、自分の足で歩く状態を続けていきたい強い気持ちを話されました
「自分一人で生活しているから、自分で歩いて動けるようにしておかないと・・・」
「誰の世話にもなりたくないのでね」
それは、強い、強い、お気持ちでした
それにはこんな背景がありました
数年前に、ご主人はお亡くなりになり、現在は一人暮らし
ご主人がご健在の時は車での移動が多かったのですが現在は徒歩による生活になり
家が山奥なので、登り下りが激しく足がしっかりしていないと歩けないそうです
息子さんが数年前より身体不自由になりご自分ので食事もできない状態でお嫁さんがつきっきりの状態
お嫁さんには苦労かけているから、私が不自由になって2重に負担かけることは絶対できない
そんな状況ゆえ「自由に歩ける状態を守りたい」気持ちが強いのでした
帰り際「これからお世話になります。今後ともよろしくお願いします」深々とお辞儀されました
私はとても胸がとても熱く、熱くなりました
私は単なる「靴」を販売しているのではないのです
Uさんの自由な生活、ご家族の絆、愛情の深さ・・・いろんな方面でお手伝いさせてもらっているんだ!
いまから15年前の創業時、「母が少しで楽に歩ける靴を見つけるんだ」「足靴で困ってる人をすこしでも楽にしよう!」そんな
想いでスタートしました。
Uさん、私にできることは精一杯させてもらいます。いつまでも、お元気で自由に歩けますように!
創業時の原点の想いが蘇る接客でした