歩きやすくなる靴紐の通し方
靴紐をしっかり締めるとそれだけで歩きやすくなる事をご存知ですか?
お店に初めて来店されるお客様でも、『靴を買った初めての日に紐を結んでから 結びなおしをした事なんてないわ〜』と話される方がほとんどです。
出かける時の、ほんのひと手間。靴紐を結ぶ たった15秒ほどの事。
その時間をかけるだけで、楽ちんな歩き心地になるんです。
しかも! 紐の通し方次第で、紐が緩みにく・締めやすく・歩きやすくなります。
以前YouTubeに歩きやすくなる紐の通し方《オーバーラップ》を投稿してみたら、知らないうちに再生回数が1.8万回になっていて、そんなに検索している方が居るんだーと驚きました。
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紐を締めると足に靴をぴったり固定出来るだけではなく、締めることで前足部のアーチ(横アーチ)を少し引き上げることが出来るためです。
横アーチが保持されているとアーチがクッションの役割をはたしてくれます。そうすると、地面から上がってくる衝撃を吸収出来るので歩きやすくなるんです。
先日 昔から常連の顧客さまが来店されました。
いつも黒い紐靴を二足交互に履いておられます。
旅行などで観光地に向かう時、お寺の拝観などで靴を着脱する回数が多いからと、その時だけ履いているベルトで固定するタイプの靴を履いて出かけられたそうです。
すると、いつもの靴と違って靴底が薄く感じられ、足の裏が痛くなるような感じがされたんですって。
ベルトは足に靴を ある程度固定をすることは出来ますが、どれだけベルトをぎゅっとしめても紐靴のようにアーチを引き上げたりするところまではいきません。
だから旅行で長時間歩くときの靴をベルトタイプの靴にしてしまったお客様は、いつもと違う感覚を味わったということなんですね。
たかが紐、されど紐なのです。
紐は飾りじゃなくて役割がある。
紐靴は偉大だ。